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BAMVはSESなのか?受託なのか?

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BAMVはSESなのか?受託なのか?

業界経験が長いと気づきにくい要素ではありましたが、CahtGPTくんより下記の指摘。

業界未経験者がBAMV合同会社の求人やスカウトを見た場合、その中では「この会社はSESなのか?受託開発なのか?」と気になる方も出てくると思います。

たしかに。この分類を気にするのは別におかしな話ではありません。一般的に、『働き方、責任範囲、評価される能力、案件との関わり方』などに影響が大きいはずですからね。気になるポイントになりそうです。

この記事では、この辺の話をしていければよいかなと。

SES会社・受託会社と言うものをいったん整理

この辺、人にや記事によってけっこう違うものを指していることが多いです。
よくXなどのSNSでSES論争やってる人がいますが、ふたを開いてみると『SES=契約形態』『SES=労働者派遣』などで定義が食い違ってるだけってことがよくあります。受託会社についてはだいたい『請負契約での受注を主力とする会社』で認識が一致している印象ですが、法や国のお堅い認識になると、請負・準委任の区別はなかったりで、混乱することがあります。

今回は、この辺を詳しくやる記事ではないので、雑にまとめて進みます。

SESとは

SESは、System Engineering Service、つまりシステムエンジニアリングサービスの略です。
つまり、SESとは本来、契約形態ではなくサービス名です。

ステムエンジニアリングサービスとは、ざっくり言えば、システムエンジニアの常駐サービスです。
顧客の開発体制にエンジニアが参加し、その技術力や稼働を提供する。
契約形態としては、準委任契約や派遣契約が使われることが多いです。

SES会社とは、このサービスを主力とするサービス会社。と言う事になりますね。

受託会社とは

受託とは、他者から依頼された仕事や業務を引き受ける契約形態を指します。
これですと請負・委任(準委任)いずれも含むことになりますが、IT業界では慣習的に請負契約を指すことが多いです。
請負契約とは、成果物の納品を目的とする契約で、成果物を納品できると売上が入ってくるという契約になります。

なにを受託するのかについてはやや幅広くなりますが、この場ではホームページの作成・システムの開発などと考えて良いかと思います。
受託会社は、ホームページの作成、または、システムの開発などを提供するベンダー。と言う事になりますね。

その際に、請負契約の比率が高い会社の事を、慣習的に『受託会社』と呼ぶと言った理解でよいのではないかと思います。

『準委任=SES』では、大手SIerやコンサルまでSES会社になっちゃう

世間(と言うかアフィリエイト記事)では、「SES=準委任契約」と説明されることがあります。 しかし、この定義はけっこう厳しい。
前述の様に、SESの取引で準委任契約が使われることは多いです。しかし、準委任契約で行われる取引がすべてSESになるわけではありません。

下記の工程は、事前に成果物を明示することができないので、成果物の納品を目的とする請負での契約が難しい。

  • 要件定義
  • 基本設計(システム外部設計)
  • PMO支援
  • ITコンサルティング
  • 総合テスト
  • 運用
  • 内製化支援

IPAと経産省によるシステム開発のモデル契約書では、超上流・上流・テスト・運用などの工程を準委任契約で契約することを推奨しています。
このあたりの工程を担当する会社、大手SIerや、コンサルティングファーム。 『SES会社である』と言う事になりますね。それはさすがに厳しいやろ...。
もうぜんぶSESやん。ってなっちゃう。

独立行政法人情報処理推進機構 経済産業省による 「情報システム・モデル取引・契約書」

会社を見る時の基本としては、「契約形態」「提供サービス」「働き方」を分けて考える方が良いかと思います。

BAMVは何を主力として提供しているのか

じゃあ、BAMVは何屋なのよ?

BAMVは、システムエンジニアが集まった会社です。
ただし、主力として提供しているものを「システムエンジニアの常駐サービス」と置くよりは、アジャイル開発を専門分野としたシステム開発・開発支援・課題解決と置いた方が実態に近いです。

特性としてはこのへん

  • アジャイル開発
  • システム開発
  • 顧客課題の解決
  • 開発体制への参加
  • チームとしての開発
  • 内製化支援やPMO支援などの周辺支援

コンサルファームと言うには、PMOやコンサルは主力と言えなさすぎる。顧客課題の解決はやってるちゃやってますが、現在の主力と言うには元請け比率が及んでいないと言えそう。

BAMVを何屋かと考えた場合、『特にアジャイル開発にてシステムの開発を提供するベンダー』って感じにしかならないんじゃないすかね...。

ただし、契約は請負ではなく準委任。受託会社とは言いません。

BAMVにはSES的な側面もある

一方で、BAMVにSES的な側面がまったくないかというと、それも正確ではありません。

準委任契約で顧客の開発体制に入ることはあります。
顧客や他社のメンバーと混成チームで開発することもあります。

常駐も特に避けるべきものとは考えていません。
と言うか、アジャイルがそもそもそういうものです。

アジャイル宣言の背後にある原則

※できたら宣言と合わせて全文読んだ方が良いやつです。

いわゆる『SES会社』との比較。

さて、そろそろ『常駐サービス』をメインとする会社と特徴を比較しましょう。

案件選択の自由度

BAMVは低いです。

まず、BAMVのクライアントはBAMVに対しての単品派遣の需要がほぼありません。

大手SIのPM、それなりの規模のプロジェクトを担当しますね。
事業会社のPM、そもそもシステム開発のプロではありませんね。
彼らが派遣社員個人個人を直接指揮し、個人規模のタスクを振っていくなどと言う事は、まあほとんどありません。

元請・2次くらいのベンダーに対してクライアントが求めるのは組織規模でのシステム開発能力と、『その結果』です。
逆に言えば、この領域のシステム開発ベンダーは基本的にこの能力を要求されると言う事になります。
つまり、『チーム体制が必須』なんですね。

さて、とあるベンダーの社内にいくつかのプロジェクトチームがあるとします。仮に、4つとしましょう。
このベンダーのエンジニアがアサインされる確率が高いのは、主にこの『4つ』と言う事になりませんか?
その中の、増員需要があるもの。そこが配属先と言う事になりますよね。

『案件選択の自由』は、チーム単位のシステム開発、及び、商流の高さ、責任のあるポジション。これらとの両立がほぼ不可能な概念です。

技術や業務知識の選択の自由度

こちらも低いです。

大手SIerや、大手事業会社。仕事を請けたいと言うベンダーは腐るほどいる訳ですが、発注者側もどこでもいい訳ではありません。
想定される仕事に見合う専門性を持っているベンダーが優先となりますね。

ですので、特に2次請以上のベンダーは『専門分野』を持っている事が多いです。これは建築業界などでも同様です。
『専門分野』とは、技術的な専門性、業務知識、その他、担いでるパッケージ・SaaSなどがそれに当たります。要は競合と互角以上に戦える得意分野ってことですね。

各チームが自社が得意とする専門分野の仕事を行う訳ですので、所属メンバーも自動的に自社が得意とする専門分野を自身の専門分野として選択する事になります。

ここでも、『選択の自由』とかは無いんですね。
仮に、個々人に専門分野の選択の自由を与えてしまいますと、会社は特定の専門分野を持つことができず、他の専門を有するベンダーに競合負けする事となり、やはり、高い商流に存在する事が難しくなってしまいます。

例外として、大規模な会社に関しては、自社内に複数の専門分野を持つことになりますが、多くの場合、各『事業部』が一つの会社のようにふるまい、各自が専門分野を尖らせていくことになります。

●選択の自由が無いと損?

人によります。 クライアント・専門分野が固定的であると言う事は、『入社前からどの専門性を得られるかが判別できる』と言う事でもあり、『入社後は確実にその専門性が得られる』『組織でのアプローチなので、個人よりも深い専門性を得られる』と言うメリットもあると言えます。

単価連動制は可能?

んー、だいぶ無理。

人月単価100万で、5名のチーム(月500万)のチームがあるとしましょう。
それぞれのメンバーが稼ぐ売上は100万と言うことになりますが、PL、リードエンジニア、中堅メンバー、新卒。彼らの給与が全部同額に?

ふつう、できる人から辞めますね。これ。

ただし、給与規定の話ですので、会社ごとに仕組みを調整して定める事は可能です。
可能ですが、チーム開発が基本と言う会社が敢えて単価連動性を掲げる事は無いんじゃないですかね。

準委任だから責任は負わない?

準委任でも責任は発生します。
本当は法律上もそうなのですが、それはさておき、テキトーな所で責任放棄して逃げたら、クライアントから出禁食らいますよね。

普通に考えて、この層のベンダーにSESと同じムーブは無理です...。

と言う訳で....、

『システムの開発を提供するベンダー』と、世間一般のイメージで言うSES会社は基本的に違う構造の会社です。

クライアントとそのニーズが異なる為、実行するビジネスモデルが異なる。故に採用ターゲットが異なり、育成投資傾向も異なる。 などなど、2次請、3次請のベンダーは、むしろ『受託会社』の方に近い業態となっています。

ですが、受託会社ではない。 SES会社でもない...。

結論:どっちとも言えるし、厳密にはどっちでもない

ってなるやん...。

まあ皆さま、個人の信条、コダワリもある事と思います。これはSESだ! 受託会社だ! って思うならば、そう思って頂いて構いません。それは皆様の勝手。2次SIの小さいやつ、『準SI』とか呼ぶとかでも構いません。

個人的には定義がガバいのは業界人としてモヤるので、昔の様に『ソフトハウス』とカテゴライズするとか、そんな感じじゃないかなと言う気がします。

つーか、アジャイル担いだ時点で、だいたいの旧来の会社とは似てないんだから、カテゴライズがそもそも難しいんだよな。BAMV。

まあ各個人・各求職者レベルで大事な事って、『自分が求めるものが実現可能か』とかだと思うんですよね。

世間で言うほど、SESもダメって話でもなかったでしょ。個人の自由度優先ならば、最善に近いよね。

そんな利点がSESとも受託会社とも違う。『働き方、責任範囲、評価される能力、案件との関わり方』などが異なる訳です。

得られるメリット・デメリットはそれぞれ異なる訳ですので、そこに着目していただいて、検討されるのが一番いいんじゃないかなって思います。

BAMV独自の特性についてさらに調べたいって方は、申し訳ないすが別記事をどうぞ。ここでやるとちょっと長くなりすぎる。

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