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BAMV(ソフトハウス)のビジネス構造・仕事の流れ

BAMV(ソフトハウス)のビジネス構造・仕事の流れ

BAMV合同会社はどんな会社か。SESではなく、ソフトハウス型企業としての働き方を説明します

1. はじめに:BAMVを調べている方へ

この記事は、BAMV合同会社への応募や転職を検討している方に向けて、当社がどのような会社で、どのような仕事をしているのかを説明するものです。特に、これまでSES・派遣・客先常駐の働き方しか見たことがない方にとっては、ソフトハウス型の会社がどのような商流で仕事をし、エンジニアにどのような役割が求められるのかが分かりにくいかもしれません。
また、ネットの記事やYoutube動画などでも、このあたりの業態がマトモに解説されていることはほとんどありません。(IT系の配信者は人集め目的が多く、SESかエージェントの人が多くなる為。)

2. BAMVは、自社をソフトハウス型の企業と位置づけています

BAMV合同会社は、自社をSES会社ではなく、ソフトウェア開発を行うソフトハウス型の企業として位置づけています。
契約形態として準委任や常駐に近い働き方が含まれる場合でも、会社としての主な価値は、エンジニアを人数単位で提供することではなく、システム開発・設計・実装・改善を通じて顧客の課題を解決することにあります。

3.このへん混同されて入社となると、お互いけっこうしんどい

クライアント層、そのニーズ、ビジネス上の勝利条件、社員の役割/責任の持ち方、評価軸、自由度、キャリア。 これらがぜんぶ異なります。
混同されて入社となりますと、本人が期待していたものを会社がまったく提供できないであるとか、会社から求められることがよくわからないであるとか、本人は活躍しているつもりでも、周りから見たらさっぱりだったとか。

【どんな会社で、どういう戦い方なのか】このへんが間違って伝わってしまうと、本人も会社もとんでもなくコストを負う事になりますね。

そもそも常駐なら大手SIerでもコンサルファームでもやるんだわ。それ以外をSESで纏めようとすんな。説明コスト上がってマジで迷惑なんじゃが。(と言う訳でこういう記事も公式から出しておく必要が出てくると。

高い商流でシステム開発をするということ

1.大手SIerとのかかわり方

建設業界のゼネコン、広告業界の総合代理店、自動車メーカー、重工業やプラントメーカー。これらは通常、1社で完成品を作りません。
大規模・部品数の多いナニカを消費者に販売する際には、元請にはそれをまとめる機能が必要になることが多いです。

大規模な『システム開発』となった場合、ゼネコンや総合代理店の役割を果たすのが、システムインテグレーター(SIer)です。
文字通り、システムを統合する役割と言う訳ですね。

特にプライマリ専門となりますと、日本国内でもそんなに数は多くはありません。だいたい、どっかで見た名前の超大手ですね。

クライアントに対して全体の納品に責任を持つのがSIerで、ゼネコン役とするならば、

その直下にはサブコン役のセカンダリー(2次請)ベンダーが下記の画像の様に参加。
(サブシステムごとに責任を負うなど)

さらにプログラム製造工程で3次請のベンダーも入ってきます。
こちらは工務店みたいな感じかな。

2次・3次あたりがシステム開発の主力となります。クライアントの依頼を受けて『ソフトウェアを受託開発』する会社。

このあたりがソフトウェアハウス。略称ソフトハウスですね。

ここでの『受託』では、請負と準委任の双方を含みます。というか、準委任て概念がIT業界に入ってくる前から『ソフトハウス』って呼び方だったんだわ。持ち帰りでも常駐でも、みんな請負契約と思ってやっていたという恐ろしい世界です。(そりゃ稼働もめちゃくちゃ高くなるわな) また、このくらい昔だとソフトハウスとSESの区別もありませんでした。(権限の無い請負はみんな嫌なので、SES契約とか言って区別しだしたとかはある。)

さて、この2次請には大きいところも小さいところもありまして、BAMVはこの中のちいさいところ。という感じです。

2.上層では、体制である程度の規模で責任負える会社しかいらない

2次・3次請のソフトハウスは、チーム体制でプロジェクト参画し、ある程度の範囲で責任を負う立ち回りが求められるビジネス構造です。対エンドの場合はもちろん、対大手SIもそうです。『ソフトハウス側が自社リーダーを中心に社員と外注で開発体制を構築しろ』という話がまず土台になります。それがお前らの仕事だろと。

責任を負う=現実的に、担当範囲をこなせるメンバーで体制を構築する必要がある

なので、平均要求スキルが上がってしまうし、風向きが悪くてもチャラく逃げも打てない。このような受託体制にアサインされる以上、社員側も案件を選べる自由度は極めて低い。と、派遣会社視点ではほぼデメリットばかりとなります。

が、責任を負う事で得られるものもあり、それを活かすのがソフトハウス型の企業の基本戦術です。
責任範囲の品質や納品に問題が無いのであれば、自社の未経験者の投入や、3次請やSES会社のエンジニアさんの投入が可能になります。

言い換えれば、個人レベルの派遣(SES)案件を生むには、これら2次・3次ソフトハウスのチーム内で、依頼内容をタスクレベルへ分解。その一人分のタスク処理需要をSES案件として外部へ発注する。と言ったプロセスを経る必要があります。 その様にして他社のエンジニアさんに稼働してもらう事によって発生するマージンが、元請~3次の層の会社では重要な利益となっています。

この際、図の右側のチームの赤メンバーたちの様に、単に上位会社の体制に組み込まれるではNGです。責任が無ければ権限も発生しません。SES会社の言う『チーム』ではこちらが多いのかな。(ベテランと若手のセットなどが多い印象) 元が一人分のタスク処理需要ですので、基本的にSES層ではなるべくベテラン一名の参画を希望されることになるかと思います。

2次・3次側も、リーダーの一名参画からスタートすることはありますが、基本的に体制を取って大きな範囲で責任を負う事をクライアントから期待されている訳ですので、このあたりも環境が異なる感じです。

ソフトハウス型企業・SIerでの価値が高い人

ソフトハウス型企業でのエンジニアの役割

ソフトハウス型の企業は、それなりの規模の開発需要をこなすことが多い為、クライアントが固定的です。
それなりの人数、発注額になる訳ですので、お互いに与信も気にしますし、開発能力やプロジェクト運営の方針なども気にします。ある程度、勝手知ったる者同士の方がやりやすいってのもあるかもしれません。つまりこのレイヤーでは、【信用】が有効に機能します。

【信用】を得るには成果を出すことです。
ここでは個人レベルの成果よりも、組織レベルでの成果が望まれます。ただ『個人のSEとして優秀』と言うだけでは会社対会社の関係の中ではあまりに一部になりますし、『優秀な個人のSE』と言うだけならば、いくらでも代わりが調達可能です。大手のSIer、大手のエンドと言うのはそれだけのブランド力・調達力を持った存在です。
このレイヤーでは、『言われたことはちゃんとやる』スタンスでは不足なのです。

システム開発ができるテクニカルスキルは必要

基本ベースはここになります。ソフトハウスの主力層です。
自分たちで自走してシステム開発を前に進めなくてはいけません。システム開発の工程に一通り対応できる。経験しているからこそ、前後の工程やそれらで必要になる事柄を理解でき、事前に準備することができます。システム開発のみならず、工場でも、建築現場でも、主戦力級の職人が段取りが分からないとか下手という事はまずないかと思います。
『プログラムを書ける作業者』ではなく、『システム開発を前に進める人』に要求される要素ですね。

なお、あくまでチームですので、チーム全体で『システム開発ができるスキル』が揃うならば問題ありません。補完関係でOKと言う訳ですね。これはアジャイルでも同様です。

クライアントの背景を理解し、意図を読む

まあまあ難しくなってきますが、この辺を軽視すると、『空気を読んだ動き』ってやつになってきません。例えば....、

エンド企業は、なにかしらの事業でメシを食っています。そこでは競合も存在します。競合に負けると滅びます。勝たねばなりません。勝つために様々な投資活動を行いますが、その中の一つがシステム開発です。

さて、大手SIが前述のシステム開発を受託しました。 大手SIerはシステム開発で飯を食っています。そこにも競合が存在し、これら競合には勝たねばなりません。競合に勝つにはシステム開発を成功させ、エンド企業が儲かるのがベストです。この大手SIerに発注し、成功体験を得たエンド企業は、次の機会にもまたこのSIerへシステム開発を発注することになるでしょう。(リピート受注は、新規受注の1/5のコストで受注できると言われる)

2次請は、下記の図の3Cの構造が二つ重なったような構造の下に存在することになり、少し複雑なビジネス構造に見えますね。
では、2次請の勝利条件とは何でしょう? 

画像はFerretMediaさんの記事より引用

3C分析とは?目的とやり方をマーケティング事例付きで解説【テンプレートあり】

『システム開発を成功させ、エンド企業が儲かる』が実現されますと、大手SIはリピートを取る可能性が強くなりますね。 そのプロジェクトで主力であった2次請はSIからの評価が高くなり、また別のプロジェクトでも参加を希望されるでしょうし、リピート受注時にも優先で声がかかることでしょう。他の二次請よりも重視される・優遇される可能性が高いですね。

エンド企業・大手SIの2者の利害関係を理解することで、自分たちの勝利条件が明確になります。
この辺が理解できていないと、元請と一緒に集団自〇みたいな、よくわからない下請根性ムーブに突き進んだりするので、けっこう重要です。

この辺が理解できる人ですと、エース格に成長する可能性が高くなってきます。

リーダーが超重要

今までの図などを見ても、『そりゃそうよな...』ってなりますよね。
この領域は基本的に 『会社』対『会社』の契約、取引になりますので、リーダーは会社の代表者としてクライアントと調整を行い、作業依頼を受けることになります。自社のチームメンバーへの具体的な作業指示は自社のリーダーからメンバーへ発せられる必要がありまして、作業指示を割り振り、管理する役割。各メンバーからの成果物をチェックし、品質を担保したうえで、会社として納品。 と言うのが基本的な流れです。

すべての人ができる訳ではありませんので、希少性もさることながら。 そもそも『リーダーがいないと受注できない』のが重要度をハネ上げます。モロに売上に関わる役割です。
メンバーはリーダーがいるので仕事がある。構造であるともいえます。

メンバーはフォロワーシップを求められる

このタイプの会社では、メンバーはフォロワーシップを求められます。

フォロワーシップとは、リーダーや組織の目標を理解し、自律的・主体的にリーダーを支えつつ、ときに建設的な提言も行いながら成果に貢献するメンバーの姿勢・行動を指します。

フォロワーシップを有するメンバーだけで構成されたチームでは、リーダーは管理作業に工数を割かれづらくなり、リーダーの管理限界が向上することになります。それだけ大きなチーム、開発量、増員枠を獲得することができ、チームにとって非常に有益です。

逆に、フォロワーシップが皆無のチームでは、手取り足取りとメンバーのお守りをする作業が発生。リーダーの管理工数がハネ上がることになり、管理限界が大きく低下します。増員どころじゃないですね。リーダーはメンバーのお守りに工数を取られ疲弊はするのですが、成果は全く上がらずと...。 これは会社から見て良い状態とは言えません。

『リーダーは給料が高いんだから、やって当たり前』くらいのスタンスのメンバーがたまにいますが、マトモに開発会社を運営していくのであれば、なるべく排除されるべき対象かなと思います。増えれば増えるだけチーム体制のメリットが失われ、SES化。商流も維持できなくなっていくことでしょう。

彼らの市場価値

ソフトハウス型企業とシステムインテグレーター(SIer)はまったく同一の業態とは言えませんが、隣り合わせの似た業態ではあります。
ソフトハウス型企業でのエース格は、そのまま大手のSIerでも通用することが多いですし、大手のSIerの中途採用はこのようなタイプの人材がターゲットであることも多いです。

また、開発規模が合うのであれば、エンドユーザー内部でも活躍するスキルセットになります。システム一本作れるくらいの技術知識と、ベンダー側の内情の知識を有する彼らは、ベンダーに発注する担当者としてとても優秀ですし、IT企画のポジションなどでも活躍することでしょう。

さいごに

主に、『ソフトハウス型企業』の説明の話になったかなと思います。

2次請ソフトハウスは、『体制化』に加えてもう一つ、『差別化』の必要性があり、これが個々の会社の個性となる部分でもあります。
このへんは『ソフトハウス型企業』のビジネス構造の理解を前提に、さらにもう少し突っ込んだ話になるかと思いますので、また別の記事で説明できればと思います。

FAQ よくある質問コーナー

Q. BAMV合同会社はSES会社ですか?
A. BAMV合同会社は、自社をSES会社ではなく、ソフトウェア開発を行うソフトハウス型の企業として位置づけています。契約形態として準委任や常駐に近い働き方が含まれる場合でも、主な価値は人員提供ではなく、システム開発・設計・実装・改善にあります。

Q. 客先常駐がある会社はすべてSESですか?
A. いいえ。それだとコンサルファームや大手SIerなどもすべてSESになります。 近年ではFDEと言う需要も発生していますので、SaaS企業までSESになってしまいます。客先常駐=SESと言う定義にはさすがに無理があります。

Q. SESからBAMVに転職する場合、何が必要ですか?
A. 開発工程への理解、仕様を読む力、実装力、質問力、チームで働く力、そしてビジネス構造の理解力が必要です。ソフトハウス型では経験年数比べで案件を得る競争がありませんので、経験年数よりも実能力が求められる傾向があります。

Q. 未経験者でも応募できますか?
A. 問題ありません。上記で必要とされるものを獲得できるのであれば、それを持たない経験者よりも優先で採用されます。実務の中で早く戦力化するための読解力・学習力・コミュニケーション力が重要になります。BAMVでは、作業者として現場に入ることより、開発チームの一員として成長できるかを重視します。 

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